「Web3.0(ウェブスリー)」という言葉を耳にする機会が増えてきましたが、実際には何を指すのでしょうか?ここでは、過去のインターネットの流れと比較しながら、Web3.0の意味や仮想通貨との関係、そして私たちにとってのメリット・デメリットを整理して解説します。

目次
インターネットの進化:Web1.0からWeb3.0まで
まずは、Web3.0が登場するまでの流れを見てみましょう。
| 時代 | 特徴 | 主な例 |
|---|---|---|
| Web1.0(1990年代) | 情報を「読む」時代(静的なWebサイト中心) | ニュースサイト、企業HP |
| Web2.0(2000年代以降) | 情報を「共有・投稿」する時代(双方向) | SNS、ブログ、YouTube |
| Web3.0(2020年代〜) | 情報を「所有・制御」する時代(分散型) | 分散型アプリ(DApps)、NFT、DAO など |
Web3.0の大きな特徴は、中央の管理者を介さずに、ユーザー自身がデータやサービスを所有・管理できる点です。ブロックチェーン技術がこれを実現する基盤となっています。
Web3.0と仮想通貨はどう関係しているのか?
Web3.0を支える根幹技術の1つがブロックチェーンであり、仮想通貨(暗号資産)もその根幹技術はブロックチェーンです。仮想通貨は単なる投資手段だけでなく、Web3.0のエコシステム内で使われる“通貨”や“インセンティブ”の役割を担います。
Web3.0のエコシステム内で、仮想通貨は例えば以下のような場面で役に立ちます。
- ブロックチェーン上のアプリ(DApps)での利用料支払い
- NFT取引の決済手段
- DAO(自律分散型組織)での投票権
仮想通貨はWeb3.0の経済活動を動かす仕組みであり、両者は密接に関連しています。

- ブロックチェーンという技術を使ったエコシステム全体=Web3.0
- ブロックチェーンという技術を使った資産=仮想通貨
と、切り分けることができそうです。定義が詳細に決まっているわけではありませんので、なんとなくの意味合いで理解しておきましょう。
ユーザー視点の4つのメリットとデメリット
Web3.0はインターネットの未来として注目されていますが、ユーザーにとってはどのような変化があるのでしょうか?
| 観点 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| プライバシー | 自分のデータを自分で管理できる | ウォレット管理などの自己責任が増える |
| 収益性 | 自作コンテンツや参加活動に報酬が得られる(例:NFT販売) | 利用のために仮想通貨を理解・準備する必要がある |
| 透明性 | ブロックチェーンに記録されるため取引の信頼性が高い | 誰でも取引履歴を確認できる事への抵抗感も |
| アクセス | 国やプラットフォームに依存せず参加できる | 技術的ハードルが高い、詐欺的プロジェクトも存在 |
特に「誰かに管理されずにネットを使いたい」「自分のデータを自分で守りたい」という人にとって、Web3.0は魅力的な方向性です。
Web3.0への移行はすぐ来る?
Web3.0はすでに実験的に始まっており、NFTやDAO、分散型SNSなどで実用化が進んでいます。ただし、一般ユーザーが日常的に利用するには、技術・法制度・ユーザー体験の課題も残されています。
そのため「いまのインターネットが突然Web3に変わる」というよりは、段階的に融合・移行していく未来と考えた方が現実的です。
まとめ
Web3.0は「情報を持ち、使い、稼ぐ」インターネットとして注目されています。仮想通貨やブロックチェーンと密接に関わりながら、ユーザー主体の新しいインターネット像が形になりつつあります。
ただし、便利さの裏には自己責任の増加や詐欺リスクなどもあるため、仕組みを理解しながら慎重に活用する姿勢が求められます。
