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NFTはオワコン?4つの視点から今を見直す

「NFTはもう終わった」といった声が聞かれるようになりました。たしかに一部のブームは落ち着きを見せていますが、実際にNFTはどうなっているのでしょうか?この記事では、NFTの基本から売り上げの推移、具体例、将来性まで解説します。

NFTとは何か

NFT(Non-Fungible Token/非代替性トークン)とは、「世界に1つだけのデジタルデータ」であることを証明できる仕組みです。主にイーサリアムなどのブロックチェーン上で発行されます。

「デジタルに唯一性を持たせられる」点が特徴で、アート、音楽、ゲームアイテム、証明書など、さまざまな分野に応用されています。

NFT売り上げの推移

NFT市場は、2021年〜2022年初頭に急成長しました。NFTアートの高額取引や著名人の参入が報道され、市場全体の売上は月間数十億ドル規模にまで達しました。

しかし、2022年後半から2023年にかけて取引量は大幅に減少しています。

年度月間売上高の傾向主な出来事
2021年急成長(最高月は40億ドル超)Beeple作品が75億円で落札、OpenSea台頭
2022年ピーク後に調整詐欺・乱立・市場疲弊
2023年以降安定・縮小傾向実用系NFT(チケット、証明書など)に移行中

現在はアート・投機目的の取引が落ち着く一方で、「使えるNFT」への転換が進んでいると見る事もできます。

(参照)コインテレグラフジャパン, 2025年上半期 NFT販売額は28億2000万ドルに 24年下半期比で4.61%減, "https://jp.cointelegraph.com/news/nft-sales-volume-h1-2025-dappradar-cryptoslam"

NFTの具体例

NFTはアート以外にも多様な分野で使われています。

分野具体的な使い方
アートデジタル作品の販売・所有証明
音楽・映像限定リリースやライブ特典
ゲームキャラやアイテムの所有・取引(例:Axie Infinity)
チケットイベント参加証明、転売防止(例:サッカーW杯)
教育・証明書卒業証書や履修証明のデジタル化
地方創生・観光NFTスタンプラリー(例:EXPO2025)

このように、NFTは“唯一性”を必要とする場面で実用化が進んでいます。

NFTの将来性

NFTの「バブル的な盛り上がり」は一段落しましたが、技術としてのNFTはインフラレベルでの実用に向かっている段階に入っています。

たとえば、

  • チケットの偽造防止
  • 所有証明の簡略化
  • 国境を超えたコンテンツ配信と還元

ポイント

(参照)PR Times, https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000131462.html

例えば、TurningCert(ターニングサート) ではは、大学や企業、資格発行団体などが発行する経歴やスキルの証明書をブロックチェーン上に記録し、改ざんできない形で管理・提示できるサービスを提供しています。

TurningCertは、「言った者勝ち」だった経歴情報を、第三者発行によって裏付けられた信頼できるデータに変えた好例です。

など、「NFTが表に出ずに使われる」方向への進化が始まっています。
オワコンかどうかというよりも、「目立たないところで使われる段階に入った」と考える方が近いかもしれません。

まとめ

NFTは一時的な投資ブームの対象としては落ち着きましたが、デジタル上での“信頼”や“唯一性”を保証する技術として、今も各所で活用が続いています。


今後はAIと同様に、より生活の中に溶け込む形で、見えにくいところで使われていく可能性が高いのではないでしょうか。

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Miki

海外大学院 (Finance)⇨外資IT/米国公認会計士/ 暗号資産への投資、主に積立投資を行う上で役立つ記事を発信

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